こんにちは、歯科衛生士の山下です🌻
毎日、毎日暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか🌞
こんなに暑くても屋外でのお仕事やスポーツされている方たちはスポーツ飲料が欠かせないことと思います。
しかし皆さんも一度は「スポーツ飲料を飲むと歯が溶ける」と聞いたことがあるかもしれません。
そうなんです。残念ながらスポーツ飲料は歯には好ましくないのです。
なぜなら…PHが低い(=酸が強い)ので、歯を溶かしたり、歯の表面のエナメル質を溶かす酸蝕症(さんしょくしょう)を引き起こすリスクがあるのです。
では、なぜスポーツ飲料が歯に悪いのかをお伝えします。
高糖度:糖分は虫歯菌のエサとなり、酸を生成することで歯を溶かします。
酸性度:PH3.3~3.6程度と歯の表面のエナメル質を溶かし始めるPH5.5を大きく下回ります。
酸性度の高い物を頻繁に飲むとエナメル質が溶け酸蝕症を引き起こす可能性があります。
しかしながら、熱中症対策には有用ですので飲用が必要な方の為に注意点をいくつかお伝えします。
①飲みすぎない
通常は、水かお茶を飲み、時間を開けて飲むのがおすすめです✨
②飲んだらうがいをする
うがいで口の中をすばやく中性に戻すことが可能です
そして唾液には歯の再石灰化を促す成分が含まれています❣
③酸性の飲み物を頻繁に飲まない
酸蝕症のリスクが高まってしまうので、糖分や酸性の高い物はだらだら飲みをしないよう気を付けましょう
(甘い飲み物を1日かけて少しづつ飲む方は要注意です‼)
ストローを使って飲む行為は、歯に直接飲料物が当たらなくなるので効果的です!
④フッ素入り歯磨剤を使う
フッ素は歯を強くする働きがあるため、使用するとむし歯、酸蝕症予防に効果的です。
磨いた後はなるべくうがいをしない。(フッ素の定着を促すため)
お子様には歯科医院での定期的なフッ素塗布も有用です。
※日本小児歯科学会より引用
歯科医院での定期的なメンテナンスももちろんおすすめです!
今回はスポーツ飲料についてお話ししましたが、他にも酸性の飲み物はたくさんありますので下の表を参考にしてみてください。
まだ、夏は始まったばかりですので、こまめに水分補給をして熱中症にはくれぐれも注意してお過ごしください。
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でご予約いただければと思います。
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みやぎ歯科クリニック上落合 山下