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2023.03.13

メタルフリー治療とは、金属が歯や体に及ぼす影響について

こんにちは、みやぎ歯科クリニック上落合 院長 宮城拓人です。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?自分は花粉症が辛すぎて薬が手放せない毎日です。

診療でも花粉症でお辛い方は申し出てくださいね。

 

さて今回は最近よく言われるメタルフリーについてです。

 

ご存知の方も多いかもしれませんがお口の中に銀歯を入れている国は世界中で日本くらいだ、、というのは歯科業界でよく言われています。

銀歯は保険で適応できる詰め物ですのでやられている方は多いと思いますが、今回は銀歯のリスクやメタルフリー治療のメリット、またデメリット等について自分の意見を書きたいと思います。

 

 

 

1.メタルフリー治療とは

メタルフリー治療とは、金属を一切使用しない歯科治療のことを言います。日本では保険適応ということもあり金属が多く使われていますが、海外ではほとんど使用しません。
ただ近年は日本でも、健康志向の高まりとともにメタルフリー治療を希望される方が増えています。

メタルフリー治療というと高いイメージもおありかと思いますが、近年は一部ですが保険適応のものもできています。

 スリーエムヘルスケア(株)による調査

これを見ると日本人の10人に7、8人がお口の中に銀歯を入れていることになります。

こんなデータもあるくらい、リスクが高いです、、

 

2.金属をお口の中に入れるリスク

一般的に「銀歯」と呼ばれている詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)には、銀ではなく金銀パラジウム合金と言われているものを使っています。

金、銀、銅、パラジウム、インジウムといった金属を入れているわけです。

次のような悪影響が挙げられます。

①金属アレルギー:金属が唾液に溶けて体内に含まれると体が異物と判断し、アレルギー症状が起こります。

②歯茎が黒くなる:メタルタトゥーと呼ばれる歯茎の着色につながります。

 

③2次虫歯のリスクがかなり高い:下図のように銀歯を外すと虫歯が大きくなっていることが多いです。これが元で神経をとる、、といったリスクに

 

④見た目:やはり銀歯が笑ったときにキラッと見えるのは気にされる方が多いはず、、

 

⑤錆びて汚れがつきやすく、歯周病リスクが高くなる

錆びた銀歯に汚れがついた状態

 

このようなリスクが挙げられます。銀歯の素材は百円玉と同じ、、と言われているものもあります。

痛みがない銀歯も錆びて汚れがつきやすいため定期的に変えたり、チェックしたりメンテナンスをする必要があります。

 

 

 

被せ物について詳しくは↓から

3.当院のおすすめのメタルフリー治療

ここでは当院のおすすめのメタルフリー治療をご紹介いたします。

 

A:ファイバーコア:神経治療で歯が少なくなった場合に被せ物をするための土台のことです。しなってくれるグラスファイバーの芯棒を入れていますので、ご自身の歯が守られます。

 

B:ジルコニア(奥歯に主に適応)

      ご自身の歯の色に合わせて製作可能                      

被せ物は入れたら一生ものと思って自分は行っております。最近の材料は強度も高く色味も自然な歯の感じが再現できますのでおすすめです!

4.保険の白い詰め物について

保険適応のものについてご説明いたします。

前出のものとは性能や長持ち度、色味を合わせたりすることには劣り、メタルフリー治療として制限はあります。

ですが保険診療の範囲のものですので患者様の負担金は軽くなります。

 

CAD/CAM冠:

       歯科用プラスチックを使用した被せ物。一定の白さはあり、保険が効きます。

       デメリットとしてはプラスチックのため劣化し、強度はかなり弱く、着色して黄ばみやすいです。

       隣の歯と色味を合わせたい、、といったことはこの被せ物だと再現しづらいのが現状です、、、、

       また厚みを出すために歯を通常より削りますので歯のダメージは大きくなってしまいます。

       適応できる部位にも保険で決まりがありますので一度お問合せいただけますと幸いです。

 

コンポジットレジン:

          歯科で最もよく使われる材料の一つ。光で固まる虫歯治療に多く使うものです。

          簡便であり、1日で終わりますが、ほとんどの場合、欠けてしまい2次虫歯になるため、

          歯と歯の間に使用すると物が詰まりやすく、神経をとる原因につながります。

          そのため歯と歯の間の接触点の部分については当院では型取りをして強度がある詰め物を推奨しております。

 

保険診療が悪いわけではなく、材料的に耐久性がないため、上記のジルコニア等よりもしっかりとしたメンテナンスや定期的な交換が必要になるケースが多いため、ご不明点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

5.最新の機器である光学スキャナーを用いたより精度の高い型取りのご提供

作った詰め物が合わなくて、型取りをやり直した、、、、といったご経験がある患者様も少なくないと思います。

 

当院ではメタルフリー治療に際してはセレック光学スキャナーを用いた型取りを行なっております。

セレック(CEREC)とはCEramic REConstruction(セラミック修復)のことで、現在日本の歯科医院で導入されている割合はわずか数%と言われています、、、

 

このカメラをお口の中に入れて撮影すると、パソコン上にすぐに3D模型として反映されてきます。(音楽が結構大きく流れます、、、)

それを用いて当院専属の歯科技工士(院長父親です、、w)が変形のないデジタルの模型を作り、患者様個人個人の詰め物、被せ物を作ってきます。

メリットとして

・嘔吐反射があっても型取りが楽

・デジタル上での作業のため、変形が少なくぴったり合いやすい(再製が少ない)

・患者様にも画面を見ていただけるので、自分の歯の状態がわかる

・削り出す機械があればその場で詰め物、被せ物が出来上がる

・過去の詰め物も保存されているため、患者様の過去の詰め物の詳細がわかる

があります。

 

いいとこづくしですがデメリットもあり、

すごくかみ合わせがきつい方や、歯ぎしりをする方などでは、施術できない部位が出てくるときがある

セラミックの歯には3年保証がついておりますが、期間を経過すると、保証が切れてしまいます

 

金額はかかってしまいますが、再治療が非常に少なく、また仮に割れてしまった、取れてしまったという際にもご自身の歯は虫歯にならずにきれいなままと言ったことがほとんどですので、歯は一生物、、という観点からも当院ではお薦めしている治療の一つになります。

 

6.まとめ

 

メタルフリー治療はどうしても保険適応外のものが多く、金額的に抵抗がある方が少なくありません。

当院ではなるべく皆様のお口の中から金属を少なくし、歯茎の着色や2次虫歯で歯を失ってしまう方が出ないよう、なるべくリーズナブルな価格設定、事前のしっかりとした説明、定期的なメンテナンスを日常的に行なっております。

 

気になった方が一人でも多く、健康な白い歯になることを目標に精進していきます。

みやぎ歯科クリニック上落合 院長 宮城拓人

 

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